ロック・フェスティバル
ロック・フェスティバル(Rock Festival)とはロックを中心とした音楽イベントのことである。集客力増大を企図して複数のバンドが出演し、音楽ジャンルもロックに限らずポピュラー音楽全般を対象とすることが多い。
俗にフェス(Fes.)と略されることもある。
概要
現在は、主に屋外で大規模に会場を設営して行われることが多い。大音量を用いるため住宅地から離れた都市部の工業地域や埋立地などの空き地、あるいは郊外の牧場・スキー場・海浜公園などで行なわれている。屋内であった場合でもコンベンションセンターなどの大規模集客施設で行われる。
野外で大規模に行われるコンサートとしては、世界的には1960年代後半のウッドストックが始まりである。日本では当時集客力があったフォークソングの野外ライブが始まりであり、その後は集客力のある歌謡曲の歌手による野外コンサートもあった。
日本ではあまり集客力が無かったロックであったが、1969年に第1回「日本ロック・フェスティバル」が厚生年金ホールで行われた。その後、日比谷野外音楽堂において「日比谷ロック・フェスティバル」が開催されるようになった。現在のような郊外の野外で大規模に毎年開催されるようになった例としては、1981年から始まったロックンロールオリンピックがある。
バブル景気期の1980年代末になると、大型スポンサーを後ろ盾に外国のジャズやロックの著名なアーティストを呼んで行われる大規模な野外コンサートが行われるようになった。当時、日本のポピュラー音楽ではアイドル歌謡曲に代わってJ-POPが主流になり日本人出演者の野外コンサートでもその傾向が見られるようになった。
バブル崩壊でスポンサーを失い大型の野外コンサートは下火になるが、1990年代末になると1997年にFUJI ROCK FESTIVALが開催されたのをきっかけにRISING SUN ROCK FESTIVAL、SUMMER SONIC、ROCK IN JAPAN FESTIVAL(以上、国内四大ロック・フェスティバル)など各地でJ-POPを中心とした音楽イベントが次々開催されるようになった。これらの音楽イベントはフェス、フェスタなどと略される。また開催される時期・季節によって俗に春フェス、夏フェス、秋フェス、冬フェスと称されるが国内四大ロック・フェスティバルがそうであるように多くは長期休暇を取りやすく気候的に適した夏季に開催される。一方、春フェスの代表として荒吐ロックフェスティバルがある。
ワンダーフェスティバル
ワンダーフェスティバル(Wonder Festival)とは造形メーカー海洋堂の主催する、世界最大のガレージキットのイベントである。東京国際展示場(東京ビッグサイト)を経て、現在は幕張メッセを会場に年に2回(主に2月・8月)行われている。略称は「ワンフェス」「WF」。マスコットキャラクターは水玉螢之丞デザインの「ワンダちゃん」と「リセットちゃん」。
概要・歴史
ワンダーフェスティバルはガイナックスの前身であるゼネラルプロダクツによって、1984年12月にゼネラルプロダクツ大阪2号店で行なったプレイベントに始まる。以降1992年冬までをゼネラルプロダクツが主催した。1992年夏からは海洋堂が主催を引き継いでいる。
プロ・アマチュアを問わない原型製作者の手に由るガレージキット、模型、造形物の展示・販売を主目的とするがフリーマーケット、コスプレイヤーのコスプレ等も行われる。近年では企業とタイアップイベントを行なう等、商業的色彩も強くなった。
アマチュアによるガレージキットの展示販売の分野では最大のイベントであるほか、コスプレイヤーにとっても重要なイベントと認知されている。運営者の方針で、他のイベントでは危険その他の理由で禁止される事の多い長物や模造刀やモデルガンの携帯が許されている等、規制が比較的緩いためである。中にはガレージキットのイベントではなくコスプレのイベントだと思い込んでいる人が、「どうしてガレージキットなんて売っているのか」と不思議がるという逆転現象さえ見られる。これについて模型ファンの側からは批判も多い。
また近年PVCやコールドキャスト等による塗装済み完成品フィギュアが大量に発売されており、発売元がワンダーフェスティバルに参加し「ワンフェス限定版」等と銘打った完成品フィギュアを発売する例が多くなっている。このことが「完成品フィギュアは購入するがガレージキット購入・製作には興味のない層」の参加増を招いており、ガレージキットの地盤沈下が懸念されている。ガレージキットとして販売されたフィギュアが後に完成品として販売される例も増えており、このことが地盤沈下に拍車をかけているとの見方もある。
後述するエスカレータの事故に際して、NHKの報道では「手作り模型の展示販売会」となっていたがTBSの報道では「秋葉系同人誌イベント」として紹介されており、マスコミの中でもその認識がさまざまである。また、フジテレビは、翌日の「情報プレゼンター とくダネ!」で、「フィギュアの展示販売」と報道したものの、「(開催期間が)二日間」「著作権フリー」という誤ったコメントも放送された。
当日版権システムの発明
当日版権システムは、このワンダーフェスティバルによって編み出された。以前は『機動戦士ガンダム』関係の当日版権も許諾されていたが、1992年にバンダイ出版課とホビージャパン社によるジャパンファンタステックコンベンション(通称:JAFCON)が始まるとガンダムの版権は次第に許諾されにくくなり、現在ワンダーフェスティバルにおいてはほとんど許諾されていない。ガンダム関係のガレージキットの当日版権が許諾されるのは、ほぼ、2001年に開始されたC3とJAFCONが2002年に名称変更したホビーEXPOが合同して2004年より開催しているキャラホビのみである。
ただしバンダイが版権管理していない2次創作的な作品等においては一部許諾されている例もある。ガンダム・センチネルの版権問題のでのトラブルによるというのは俗説であり、「モデルグラフィックス」などを通じて和解が成立している。
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